新しいこと・最近の作品

今年に入ってやり始めたことが2つ3つあります。
その一つが新しい書の形を追求したくてスタジオレッスンに通い始めたこと。
作品の見方や、制作プロセスの考え方、アートとしての書、制作者や作品の歴史、
背景等々、今までとは全く違った分野を学んでいます。

スタジオでは大体の場合は筆を持たず墨を使わず作品制作もしない。
家で制作したものを持って行きアドバイスいただきます。
先生との会話の中から様々なことを学び、
このスタジオに通わなければ出会えなかった方々にもお会いできました。
新たな世界で新たな発見の日々です。
先生は企業とのコラボレーションやアートワークプロジェクト等多方面でご活躍されていることもあり知識量が凄い！
…先日はキンプリとテレビ出演されていた。バラエティでのトーク力もあり…
何よりもスタジオへ行く良さは疑問に思ったことがその場で直ぐ聞けること。
かなり細かな所まで教えてくださいます。
ただ教えていただくだけでなくそこで自分自身の考えも生まれます。
レッスン後は何だか自分のスキルが一気に上がったような錯覚をしたまま家に帰り即表現してみるけれど、
そんなに甘くはなく先生の言うようには形にできず「あれ？」と思うことばかり。
とは言え、繰り返し諦めずやって行くうちに少しずつ自分が頭の中で描いているものに近付いて行く。
その快感により終わりなき書道の道を歩み続けています（笑）

スタジオレッスンは来年計画している個展の作品として表現して行く予定です。
その前に！！
12月21日に開催する「書とヴァイオリン５周年！」に向けて何かしら制作したいですし
当日のパフォーマンスにも取り入れたいと思います。
今までの「書とヴァイオリン」を想像されている方は多分ビックリすると思います。
…自分で自分のハードルを上げて逃げられなくするのが得意なのです（笑）
タイトルも決まりこれから更に構想を練って行きます。
この段階が一番苦しいけどとにかく楽しい。
８月には詳細お知らせ出来るかな？

パフォーマンスは今年に入ってからはほぼクローズドのみになりました。
先々を考えての方向転換ですが時々はそうでないオープンパフォーマンスも演りたいと思っています。
８月は都内、９月は神奈川県内、詳細決まりましたらご案内します。

クローズドは企業の周年祭や親睦会、大使館関連イベント、外資系のイベント等にお声掛けいただいています。
昨年は毎週のようにパフォーマンスがありそれが楽しくて他のことに目が向かず自由に過ごせる時間を作ることを忘れていました。
その結果後半はヘトヘトで胃炎も悪化した…
今年は美術館やコンサートに行く時間、友達と旅行に行く時間、地元の友達に会いに行く時間を大切にしたいと思っています。
毎日毎日書と向き合うことだけが必ずしも良い作品へと繋がる訳ではなく、書以外の時間を作ること、
追いつめられる時間を極力少なくすること、そろそろそれくらいの余裕が私には必要。
その結果良いものが生まれる。
やらなくてはいけないこともやりたいこともたくさんありそれらをどうやって全部やるのか
その為の時間配分が今の一番の課題ですが
今年に入ってからは（書に関しては）本当にやりたいことしかやらないと決めており、
そうすることによって新たなお声掛けもあり心に余裕を持つことで引き寄せるものがあることを知りました。

今年後半も自分のペースで一歩ずつ確実に心のままに進んで行きます。