
2026.03.21
シンガポール 日本外交関係樹立60周年事業パフォーマンス
シンガポールでの書道パフォーマンスを終えて
昨年につづき、今年もシンガポールの地で書道パフォーマンスを披露させていただく機会に恵まれました。このような貴重な場をいただけたことに、心より感謝しております。
3月15日、シンガポールと日本の外交関係樹立60周年記念事業の一環として、有名な観光名所「Gardens by the Bay」にて桜まつりの式典が行われました。私はそのオープニングでパフォーマンスさせていただきました。会場には約250名の招待客が集まり、華やかな熱気に包まれていました。

Gardens by the Bay Entrance

異国の地での「ひとり歩き」と温かな交流
シンガポールに到着したのは12日の夕方。今回は「カールトン・シティ・ホテル・シンガポール」に宿泊しました。空港から1時間ほどで到着し、駅の目の前という好立地なのですが……自他ともに認める方向音痴な私。ホテルの周りをぐるりと一周して、ようやくエントランスに辿り着きました(笑)。

今回のホテルはここ!

滞在中は「観光しすぎず、食べすぎず、程よく歩く」をモットーに過ごしました。
シンガポールはキャッシュレス化が日本よりはるかに進んでいるのでMRT(電車)もVISAカードをタッチするだけでスムーズに乗車でき、とても快適です。また、街の方々がとてもフレンドリーなのも印象的です。英語でのコミュニケーションにもどかしさもありましたが、「伝えたい!」という勢いだけで4日間を乗り切りました。この温かな雰囲気の中に1ヶ月もいれば、英語もぐんと上達しそうです。
そして本番へ
前日の打ち合わせでは、昨年お世話になった方々との嬉しい再会もありました。しかし、詳細を詰めていく中で驚きの事実が発覚します。事前準備では「パネルに立て掛けた状態」でのパフォーマンスを想定してシミュレーションを重ねていたのですが、最終確認で「床置き」でのパフォーマンスにであることが分かりました。お互いの思い違いです。
頭の中は最大級に焦りました。けれど「今さら動揺しても始まらない、今あるもので最高のパフォーマンスをするだけだ」と腹をくくり、どう動くかを必死に考え抜きました。結果として「何があっても、何とかなる」という大切な教訓を改めて学んだ気がします。
本番直前には、私の紹介とともに、書道がユネスコ無形文化遺産への提案候補となっていることにも触れていただきました。異国の地で自分の名前を呼んでいただけることが何だか不思議であると共に嬉しさもこみあげて来ました。
いつもと違うパフォーマンス説明のMC
パフォーマンス中は、手元の様子が大きなモニターに映し出されました。後で映像を見返しましたが、その迫力に私自身も胸が熱くなりました。
そして今回、一番の緊張の種だったのが「英語での解説」です。
250名の前で話すとなると、いつものラフな日常会話のようにはいきません。しっかり練習して臨んだつもりでしたが、マイクを持った瞬間、かつてないほどの緊張が襲ってきました。
静まり返った会場で、思わず最初に出た言葉は「みなさん、こんにちは!」という日本語。一瞬シーンとなりましたが、そのあと英語で「普段は日本語しか話せませんが、今日は英語で説明します」と伝えると、会場から温かな笑い声が。少し緊張が緩みました。
必死すぎて何を話したか記憶が曖昧ですが、後で大使館の方に「ちゃんと通じていましたよ」と言っていただけて、皆さんの優しさに救われました。練習しましたがまだまだ練習不足だったと思います。この反省は次回に活かします。

今回のパフォーマンスでは、シンガポールと日本の共創・共働・共進を願い、桜の絵をバックに揮毫いたしました。
終了後には、ガン・キムヨン副首相(Mr. Gan Kim Yong)へ「桜」の色紙を贈呈させていただきました。

昨年は自分のことで精一杯でしたが、今回は多くの方と交流し、ご縁を深めることができました。終わった後にいただいたたくさんの「Thank you!」の声は、一生の宝物です。
シンガポールという国は、私にとって本当に心地よく、いつか住んでみたいと思うほど肌に合っています。食べ物も美味しく町も綺麗で不自由だと感じることはないです。今後はワークショップや子供たちを巻き込んだイベントなど、活動の幅を広げていきたいと考えています。
「海外で活動する!」という夢を、これからも一つひとつ地道に大切に叶えていきたいと思います。







