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2023.08.17

宵の明治村

今年で3年目の明治村の夏。
お声掛けいただきとても感謝しています。私の大切な場所、明治村。

…ただの言い訳ですけど、平日の仕事がトラブル続きだったのに加え新たな課題が次々に出て来て、と言うかやりたいことが多過ぎて自分で仕事を生み出し過ぎました。
そんな中、今回の明治村はいつもよりもやり取りとか細かな手配もその数も多く迷惑が掛からないように雑な性格を極力封印でしてかなり神経を使い、とにかく途中の段階では眠れなくなるくらいになっていました。雑な割には変な所が神経質。今思えば大変だったのは平日の仕事の方でその間に明治村関連だったのでゴチャゴチャになっていたのだと思います
…振り返ってみると最初から最後までどの部分も楽しいことしかなかったですし、私自身の成長に繋がることばかりでした。

第Ⅰ部は例年通りの「ヴァイオリンと書」バックにいろは歌の「漢字混じり」と「ひらがなのみ」2種類を藍色で入れ、その上にメインの書「宵涼」を重ねました。
涼しげな模様と朝顔、金魚も入れて。
今回はリハーサルの時間が確保できたのでいつもより割と気持ちに余裕があったと思います。
メインの書、「涼」の最後の一画にヴァイオリンの音色が書に寄り添い歩むように響き渡り、それと共に心地よい風がスーッと吹き、知らず知らずのうちにお互い笑顔になり目が合っていた。
コラボ4年目にして感じたことのないゾクゾク感でした。
この時の英輔さんの笑顔は多分この先もずっと忘れないと思います。
ヴァイオリンと書のコラボ、次のステップへ進めるのかな?そんな風にも勝手ながら感じていました。
最高に気持ちよく最高に幸せな時間。

そして私にとっては大問題の第Ⅱ部!
高嶋英輔Bandとの初コラボ
メインの書は「千輪咲」
黒い紙に金文字 花火を全体に入れ、端の方にレモン🍋描きました
結論から言うと高嶋英輔Bandとの初コラボは癖になる楽しさ、快感‼
こんな気持ちになる前…

ヴァイオリンにキーボード、ギター、ベース、エレドラが加わる、既に何度もライブを行っていて気心知れていて完璧にできあがっているBandの中に入って行く勇気が流石に出なかった。
更にその勇気が出なくなったのはBandのリハに参加させてもらった時。
いつもは楽しんで聞いている演奏を自分がそこにどう入るのかを考えながら聞いていたら、それまでほんの少しはあった「楽しみな気持ち」が全く失せてしまい完全に固まりました。
「皆プロだから大丈夫」と言われれば言われるほど「そこに1人で入って行くことの恐怖は私にしか分からない」と多少苛立ちながら思っていました。
不安な気持ちは練習することでしか解消できないと思っているのでいつもとことん練習しますが、今回については練習する術が無く、シュミレーションすればするほど不安になる。
極端ですけど第Ⅱ部は私が入らないか、私だけのパフォーマンスにさせてもらうか、とまで真剣に考えていたくらいです。

書に関しては譲れないことが多く、納得感が出ないと前に進めないので、久々に書で心底悩んで怖くなり何をして良いのか分からなくなりました。

当日の午前中は名古屋でBandのライブでしたがその際もみんなの顔を見れば見るほど、演奏を聞けば聞くほど、恐怖感が増し潰れそうになっていました。
それらを紛らすためにスタバに行ったり切符を買いに行ったり、名古屋まで戻ったりずっとウロウロしていた。
その恐怖から抜け出す入り口に立たせてくれたのは、ライブ終了後に会場でお会いしたBandのファンの方々の温かな言葉の数々。初めてお会いした方からの嬉しい言葉。それまでは、私パフォーマンスするのかな?だった。それが、私はこれからパフォーマンスする!…そんな気持ちに。
小さなことですけど大きく違う。

それでも直前まで怖さが完全に抜け切ることが無いままステージに立ちましたが演奏が始まった瞬間から身体が爆発しました!
「皆プロだから」の意味がそこで初めて分かりました。遅いけど。
熱量、全部いただく感じでパフォーマンスしました。
ステージがとても揺れました。
その揺れに乗りながらパフォーマンスするのも楽しかったですし、ロックな感じの中、あの熱気の中でパフォーマンスするのも癖になるくらい楽しかった。ロックな感じはまた絶対演らせてもらいましょう!そう企んでいます。

パフォーマンスの時の曲とか雰囲気とか流れとか全部を「こうでなくてはいけない」と決め切っていてそこから抜け出すことを考えようとしていなかった自分にステージ上で気が付きました。
何故ステージで気が付いたかと言うと、今年も蝉がやって来るかな?と思っていたのに、全く想像していなかったカメムシがやって来たのを発見して「あら~これには色付けられないな」と思いながら「予測と違うこと」があって当たり前、何でもありなんじゃない?自分が受け身である必要はない!そう思い始めたらドンドン楽しくなりたった30分のステージでしたが、この30分で私の気持ちは大きく変わりました。

1部からⅡ部へと繋げて行く構成は全部英輔さんが考えてくれました。今回の明治村だけでなく、選曲の意味、曲順の意味、そこに連動する書、全てに意味を持たせ、伝えたいこととか伝えるべきことが何々なのかの背景情景を交えた説明を必ずしてくれます。それらについて尊敬の気持ちはいつもありましたが、それがやり易さに繋がっているということを、4年目にして、今回の明治村で初めて気が付きました。これも気が付くのが遅いと思うけど…

「宵の明治村」までの数か月間、パフォーマンスとしての「書」について深く深く考えました。自分の存在についても。
今は前に進むための悩みで頭も心も一杯です。結局私は年中悩んでます。
大体のことが私は人より理解が遅くとても時間が掛かります。多くのことについて人より遅れて進み始めますが、理解して進み始めるとそこからは早いし根拠のない自信が出てくる。
そこに辿り着くまでにもう少し時間は必要ですが、今回で多くのことが吹っ切れたのでもっともっと自由にやりたいことをやって行きたいと思います。

最後に、東京大阪と遠方から来てくださったスタッフさん(パフォーマンス直後に生ビールを運んでくださるこの気遣い、見習おうと思いました。生ビールポイント私にはとても高かった!)、更なる遠方から来てくださり荷物の為に車を出していただき、スムーズに行かないことも多くて何度となく時間が変更になったにも関わらず快くご対応してくださり、とても多くのことを助けていただきました。

明治村の方々、音響の方々には事前の細かなお打合せに始まり、暑い中の車の誘導、順位、撤収等々今回も本当にお世話になりました。パフォーマンス後にステージ横まで来ていただき絶賛してくださったこと、何よりも嬉しくてそれまでの様々なことを思い出し涙が流れそうになりました。本当に嬉しかったです。

たくさんの方々に支えられ、パフォーマンスも演奏も成り立っていると思っています。
感謝の気持ちを決して忘れず、その気持ちの全てを次のパフォーマンスに注ぎたいと思います。

暑い中お越しいただいた皆様ありがとうございました。
2023年の夏 宵の明治村 いつまでも良き思い出として記憶の片隅に置いていただけると嬉しいです。そして時々思い出してくださるともっと嬉しいです。
新たな思い出を作るべく既に始動しています。楽しいことをこれからも止めどなくお届けして行きたい…

高嶋英輔Bandの皆様
英輔さん、石井さん、学くん、BeBeさん、りゅうくくん
感謝感謝です!!

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