ブログ

  1. HOME
  2. ブログ
  3. 想い
  4. 女 画れり

2021.09.05

女 画れり

女は画れり
なんじはかぎれり

始める前から自分の限界を決めつけない。
やってみなければ分からない。

ずっと部屋に篭って作品作って、出て来て携帯見たら実家から着信があったので電話したら開口一番「とうとう行方不明になったかと思った」と言われました。
とうとうの意味が分かりませんが…

今日は祖父の命日なので仏様にお供えして…の話でした。

生きていたら何歳なのか数えるのが大変で全く分からないくらいですけど、おじいちゃん子だった私は山へ畑へ田んぼへ、時には海へ川へ釣りへ行く時も着いて行っていました。
釣って来た魚を家に帰って捌いて夕ご飯のおかずにする。そんな経験もさせてもらい、難なく魚が捌けるのは祖父のお陰だと思います。
父もですが祖父も達筆で祖父の書く姿を見ているのも大好きでした。

そんな祖父との1番の思い出は学校に行く時にいたニワトリが帰って来たら軒に吊るされていたこと。 
今の時代だと事件になりかねない光景でしたが、先日、葉加瀬太郎さんも同じようなことをテレビで言っていました。
葉加瀬さんは「ピーちゃん」と名前を付けていたみたいですが私はただの「ニワトリ」であって名前は付けていなかったので葉加瀬さんの方がダメージは大きかったのではないかと思います。
色んな動物と共に暮らした子供の頃、それによって生死を知り慈しむ気持ちとか悲しみを知った気がします。
いまは動物は飼っていませんが、色んな動物達が山からお越しになるみたいですから、やはり動物から切り離すことができない実家のようです。

祖父からいつも言われていたこと「何でもやってみないと分からない。良いことも悪いこともやってみたら自分で分かる」でした。

祖父の言葉の影響は大きく、とにかくやってみる!後悔するのは自分だから、反対されてもやってみる!そんな頑固な人になってしまいました。だからか失敗することも多くて一人で暫く落ち込んで「まっ、良いか!」で立ち直る。その繰り返し。
良いのか悪いのか今は分かりませんが、やらないよりやってみる方が前に進める、これだけは確かだと思います。

今日は星は出ていませんが、一番星を教えてくれたのも祖父でした。
一番星が出る頃に雲の先に星が見えるような気がしました。
年齢を重ねて祖父が言っていた数々のことの本当の意味が分かる様になって来ました。

今(いま)汝(なんじ)は画(かぎ)れり
孔子の言葉
論語から

関連記事