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2023.05.12

GW書道ライブパフォーマンス

5/4(祝木)ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2023 
テーマ:やっぱり「ベートーヴェン」

今回のテーマは「ベートーベン」だったので、改めてベートーベンの伝記を読み、彼の曲(特に第9以外)を聴き自分の感じるままに構想を考えました。
彼の内に秘めているものではなく、生み出される曲によって伝えようとしているものは何なのかを考え、「華やかさ」を取り出したくて、チラシに使われていた色で花を描きその中に「音楽が人生を創る」の「創」をメインに全体をまとめてみました。

メインの書「創」

音楽があなたの人生の重荷を振り払い
あなたが他の人と幸せを分かち合う助けになりますように
ベートーヴェンの言葉

【演奏曲】
春雫
Runway

Shine!
大樹と風
走れ!ベートーベン星は掴めない

先日の「TOKYO TORCH桜まつり」に続いてのご縁。とても感謝しています。
当日に至るまでのやり取りはもちろんですが、当日も細かな所までお声掛けいただき、お手伝いをしていただきとにかく気持ちの良い現場でした。
何の不安もなく心地良いまま余裕を持って本番に突入できたのは久々だったかもしれません。いつも直前までセッティングでバタバタ、精神統一大変ですが今回はその大変さは全くありませんでした。
ギターの岡本和也さんに入っていただくのは今回で3回目。
いつも気持ちを盛り上げてくれるし、褒めてくれる(笑)。
彼の気遣いに支えられることはとても多いです。それだけでなく演奏も最高に素晴らしい!
またご一緒したいです!!

踏ん張りました!

5/6(土)シタマチパンダ.GWフェスタ

龍づくし。
メインの書「龍」

天には星がなければならない
大地には花がなければならない
そして
人間には愛がなければならない
ゲートのことば

【演奏曲】

十六夜と龍
TENSEI
きれいな星
星は掴めない

「きれいな星」と共に

画竜点睛(がりょうてんせい)、最後の仕上げと共に龍が天に飛び去るよう、TENSEIの曲が終わると同時に龍に眼を入れました。「画竜点睛」書でも使われる言葉です。

「きれいな星」と共に書いた「龍」の書、これほどまでに気持ちが良いとは思いませんでした。涙が頬を伝う…
龍の書を書き終わろうとする時、最後の一筆の時、ヴァイオリンの音を合わせてくれていたのも感じ取ることができ(私はパフォーマンスの前は毎回聴こうとしなくても耳に入るように何度も何度も曲を聴きます)英輔さんについてはご自身のコンサートと違いその場で自由にアレンジしながら演奏できないであろう私とのコラボですから、それでも何かしら毎回合わせてくれていることにとても感謝しています。

昇竜の如くそれぞれの願いが上へ上へと昇華されますように…そう思って書かせていただきました。

龍の一部になった!実はいつかやりたかったこと。

初めての経験、トラックステージでのパフォーマンス
演奏しながら飛んだり跳ねたりする英輔さんですから、ある程度予測はしていましたがここまで揺れるとは想像しておらず、途中までバランス感覚保つのがなかなか大変でした。
ここから書き出す!そう決めて筆をそこへ持って行きたくても、気持ちよいくらいに揺れるので(笑)軸がズレ、書き始めが変わる。力を入れたくないところで手に力が入ってしまい望む書体になかなかならない。そんなスリリングな時間も最後の曲「星は掴めない」が始まるころには完全に合わせ方を掴み(掴めない曲で掴んだ)、どの曲よりも一番飛んだり跳ねたりする場面で、動きと揺れを捉えることができるようになり楽しいというより無茶苦茶面白くて笑顔でパフォーマンスしていました。
涙流したり笑ったり転ばないように踏ん張ったり何とも忙しいパフォーマスでした。

最近は揃えようと思わなくても揃うことが多くなって来ました。私って凄い!と思っています(笑)

「ヴァイオリンと書」で活動を始めて4年目に入りました。
毎回新たな何かが起こることにより経験が積み上がり何があっても受け止め、楽しむことができるようになり、その場の雰囲気で構成を変えてしまうことも難なくできるようになりました。
そもそも絵を描くパフォーマンスを自身が展開するとは全く思っていませんでしたが、今では絵が必須。これもこのコラボを始めなければ決して考えなかったことです。更に嬉しいことにその絵を褒められるようになりました。「書道パフォーマンスをたくさん見て来たけれど玲泉さんの絵は書とちゃんとマッチしている。それが良い!」私にとっては最高の誉め言葉です。絵が上手とか下手ではなく、あくまでも私は「書」がメインで活動していますから、パフォーマンスの時どの様に絵を入れ込んで行くのか、入れることにより「書」をどう引き立たせるのかが大事。絵は無くても良いけれど、あるからこそ伝えられるものもあると思っています。
そこに「音」が加わり、私だけでは決して伝えられないものを伝えることができる。五感のみならず第六感までも刺激しで感じ取ってもらえる。様々な事を重ねて行く度に進化していると思っています。
毎回構成を変えていますが今後もそれは続けて行きたいと思っています。時々公の場で大胆に字を間違えますが…書は勿論絵も言葉も更に勉強が必要になって来ます。結構大変だけど挑戦が楽しい!

ドレスのシルエットが最高に素敵なのです。

続けて行くことはとても難しい。
続けて行くだけでも意味はあると思うけれど続けて行くから生まれる不安も多い。
途中で飽きてしまうこともあるかもしれない。
もうやめようかなと思ったことも何度もある。
誰かと共に行う場合は考えが合わないこともある。
2人だろうが大人数であろうが特定の人だけが目立ち過ぎてもいけないし目立たない人がいるのも良くない。
互いにリスペクトし全てのバランスをステージに立つ全員で考えなくてはいけない。

私が小学生のころから大好きな武将 伊達政宗の名言に「仁に過ぎれば弱くなる、義に過ぎれば固くなる、礼に過ぎれば諂となる」というのがあります。
この言葉の通り「中庸」であることの難しさを感じている。
しかしながらそれができるようになれば、また見せ方や見え方が変わり更に魅せるパフォーマンスへとなって行くのではないかと思います。

GWの2本のパフォーマンスは支えていただいた皆様のお陰で大変好評でした。
「お正月」のイメージのある「書道パフォーマンス」ですがそこから脱却できつつあります。完全に脱却出来たら一気に世界が広げられる気がしています。一気に広げて行きます!!

数か月前から少々体調が悪く、蕁麻疹できるし、夜まで体力持たないし、筋トレするとフラフラ、何よりもナーバスになっていた原因は食べても食べても痩せて行くこと、そんな日が続き、検査結果が出るまで不安の塊を抱き続け、気が付くとそのことを考えていて集中できないことも多く、パフォーマンスできないかもしれない…と思うとそれがまたストレスになり、今思えば心の中ぐっちゃぐちゃ(笑)。
それでも家で練習している時、構成を考えている時、そして本番が始まりステージに立つとそれらのことを一切忘れ、いらしてくださった方々からたくさんの元気もいただきました。「この場は私にとって絶対無くしてはならない場所、何があってもパフォーマンスは続ける!」そう改めて思うこともできました。
今思えば大げさにアレコレ考えてしまっていましたが検査結果は特に心配することは何もなく心底安心しましたが、割と神経質な性格なのでそれを少し改善しないといけない様です。
食べても食べても痩せるって20代の頃のあこがれ(笑)
ここ数か月はお声掛けの半分以上を曖昧な理由でお断りしていたのでその言い訳としてこちらに書かせていただきました💦

何事も結局は自分次第ですから、自分が一番楽しいと思うこと、心地よいと思うことを「志」一緒の人達とやって行きたい。
やりたいと思っていることを口に出していると時間が掛かったとしても本当に叶って行く不思議。
繋いでくださる方が現れる不思議。
「言霊」って本当なのだと思います。
口に出すから引き下がれなくて努力もしますしね。

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